NHKスペシャル「サイボーグ技術が人間を変える」…ううむ(--;) [TV]
今夜放映されたNHKスペシャル
「立花隆 最前線報告/サイボーグ技術が人間を変える」は
かなり衝撃的な内容でした(--;)
※リンク先のページ構成変更に伴い、リンクを張り直しました<(_ _)>
山猫庵の好きな漫画に士郎正宗の「攻殻機動隊」がありますが、
まさにこの中で描かれている世界がそのまま実現されている様でした。
- 作者: 士郎 正宗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1991/10
- メディア: -
脳の情報を利用する「神経工学」を駆使し、
事故などで失った身体機能を補うサイボーグ技術。
断片的には知っていましたが、ここまで急速に進んでいるとは…
医療技術として見れば、この技術がさらに進むことで、
番組で紹介されていた方々のように
「人生を取り戻す」事の出来る人々が増える事でしょう。
視覚を取り戻した男性が「たった1つの点が見えるだけでも、
それは完全な暗闇ではないのだから私にとって大きな意味がある」と語る場面は
見える事が当たり前の山猫庵にとっては想像を超えた一言でした。
一方で米国軍事機関DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)が
推し進める研究開発の紹介シーンで出てきた
「ロボラット」を見た時は正直気分が悪くなってしまいました…(;´_`;)
まるでラジコンの様にカメラを背負わせたラットの動きを制御する…
まるでSF映画のワンシーンの様でしたが、これが現実に行われている事だと思うと
なんだか寒気がしてきました。
番組の最後にスタンフォード大学のハンク・グリーリー教授が
「この技術が広く使われる様になるまであと数年しかない、
いまこそこの技術がもたらす社会的影響を話し合う事が必要だ」と語っていました。
頭の中ではこの技術が人類にもたらす恩恵が少なくない事が分かる一方で、
悪用された時の怖さを考えると…う~ん(;´_`;)
ちなみにDARPAってインターネットの元となったARPAnetを生み出した
ARPA(Advanced Research Projects Agency)が改称された組織なんですよね。
自分の身の回りにある便利なモノが
実は軍事技術からの転用だったって事は多いんですが…
今回の番組内容の補遺が立花隆さんのホームページで公開されています。
また、今回の番組の再放送はNHK総合テレビで、
11月8日(火)午前0:15(7日(月)深夜)からの予定です。
番組見ていなかったんでよく分かりませんが
サイボーグと聞くとどうしても私は
ターミネーター思い浮かべる。
T2の世界が現実となる日が来ちゃうのだろうか?
by joueur (2005-11-06 06:30)
番組はちょっとだけ見てました。
(「サイボーグ」って石ノ森章太郎の造語でしたっけ?)
技術的にはかなり現実のものとなっていて驚きました。
変な言い方ですが「クローン」ならもっと簡単にできるように思えたりしたのですが、あれはどうなったんでしょうね?
by Z (2005-11-06 07:09)
映画スターウォーズでも、ルークが切り落とされてしまった手を再生するくだりがありますね。
実現レベルに達しつつあるんですね。
by arkstar (2005-11-06 14:36)
面白そうですね。宗教的にはちょっと困っちゃうのかな。
再放送が11月8日ですか。見逃したので早速チェックします。
情報ありがとうございました。
by みつなり (2005-11-06 14:59)
インターセプター仕込まれたらたいへんだな....
by ccq (2005-11-06 20:29)
見ました。脳からの信号の解析がここまで進んでいるのか、と驚きました。やはり、手足を失った方の身になって検討することが必要なのでしょうね。
by IXY-nob (2005-11-06 22:59)
サイボーグ まとレスです<(_ _)>
joueurさん>
「審判の日」は…来て欲しくないですねぇ(;´_`;)
Zさん>
クローン技術も二面性を持った技術ですね。
きっと私たちの知らないところでとんでもないコトになっているのかも…
arkstarさん>
あそこんちは2代そろって手を失ってますからね(^_^;)
みつなりさん>
再放送、ご覧になれましたか?
あの番組の中では宗教観の面からの言及はありませんでしたが、
実際にはいろんな問題をはらんでいますね。
ccqさん>
S.A.C.ご覧になってるんですね(^^)
インターセプター、自己記録として使えるなら
めちゃ便利なんですけどねぇ…
IXY-nobさん>
手を失った主婦の方が「5本指を持つ人工腕」で
リハビリに徳利でお酒をつぐシーンは…ホロリときましたし、
パーキンソン病の患者さんの劇的な改善ぶりには…声が出ませんでした。
使い方を間違えなければ素晴らしい恩恵を与えてくれるハズですね。
やはりこの分野については注視していく必要がありそうです。
by 山猫庵 (2005-11-09 01:42)