探査機「はやぶさ」、地球帰還に向けた本格巡航運転開始! [天文・宇宙]
おうちに帰~ろ~♪(^^)b
提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
地球から2億9千万キロという気が遠くなりそうな距離を2年間かけて旅をして、
小惑星「イトカワ」の探査を行っていた小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」が、
4月25日、いよいよ地球帰還に向けて本格的に巡航運転を開始しました(^^)b
2005年9月に小惑星「イトカワ」にランデブーし、同年11月にタッチダウンに成功したものの、
その後様々なトラブルに見舞われ、一時は通信が途絶えていましたが、
はやぶさプロジェクトチームの懸命な運用の結果、
2010年6月の地球帰還を目指して、再び「はやぶさ」は長く過酷な旅に出ました。
(2007年4月24日現在の地球からの距離は81,545,300Km!)
帰還を開始したと言っても現在の「はやぶさ」は、
姿勢制御を行うリアクションホイール3基のうち2基が故障、
推進力を担うイオンエンジンのスラスタ4基のうち
作動積算時間が11,100時間と一番長いDスラスタ1基のみで運用、
しかも帰還中に設計寿命の14,000時間を超えるのは確実という、
これぞまさに満身創痍状態…(;´_`;)
さらに元々の計画ならば地球帰還時、試料の入ったカプセルを大気圏に投下後、
「はやぶさ」は太陽を人工衛星のように回り続けられたのですが、
現状でカプセルを確実な位置に投下するためには
「はやぶさ」を地球ギリギリに近づける必要があり、それはすなわち…(T_T)
残念ながら明るい見通しは殆どなさそうなのが現実のようです。
それでも可能性がある限り、プロジェクトチームの方々は地球帰還に向けて
これからも日夜「はやぶさ」の運用に努力される事は間違いありません。
こんなBlogでも「はやぶさ」について紹介する事によって
少しでもプロジェクトへの応援になればと思います。
また「はやぶさ-2」に向けた動きもあるようですが、
このリリースの最後の方にあるような心配もあるのです。
これはやっぱり…必ず帰ってこいよぉ、はやぶさぁ(T_T)
設計寿命を超えても何とかなる!・・・と思います。がんがれ!>はやぶさ。
by (2007-04-27 22:57)
待っていましょう。
帰ってくる時までブログがあったら、お祭りをしよう。
がんばれ、はやぶさ。がんばれJAXAです。
by 春分 (2007-04-28 09:49)