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思い出深かった尾道の旅(2003年6月)…1日目 [写真(風景など)]

旅バトンのエントリで書ききれなくなった
山猫庵の一番思い出深い尾道の旅の事をつらつらと…

SONY Cyber-shot DSC-P5
(長文+2エントリに分かれてます<(_ _)>)


2003年は山猫庵にとって大きな変化の年でした。
年の初めに勤務先が7月で閉鎖されてしまう事(つまり失業)が決定。
でも出来れば最後まで残って協力して欲しいと頼まれ、
先行きに不安を感じながらも無我夢中の毎日でした。

そして閉鎖を一ヶ月後に控えた6月中旬、
3連休のシフト休の前日の晩の事です。
ぼんやりネットを眺めながら連休の過ごし方を考えていた時、
ふと「そ~だ、尾道に行ってこよう…」と思いついたのです。

尾道は昔から一度は行ってみたかった場所…

3連休をまるまる旅行に使うと、
予算も疲労も厳しいので2日間で設定。
既に23時を回って、まもなく日付も変わるという時、
大急ぎで「JRおでかけネット」などで電車の時刻や料金、
そしておおざっぱなプランを作り上げて、
翌早朝、家族にあてた「ちょっと尾道に行ってきます」
というメモ一言を残して山猫庵は旅立ちました。

金沢から新大阪まで在来線、新大阪から福山まで新幹線、
そして福山から尾道まで再び在来線を乗り継いで
尾道に着いたのは10時半頃。
電車の中でたっぷり寝たので疲れはまったくありません(^^)

駅の売店でガイドブックを購入し、
昨晩自分で作ったプランを再検討。
まずは腹ごしらえをと、ガイドブックで調べた
尾道ラーメンの美味しい店に行く途中で…ん?

お~、映画「転校生」で一美が
自転車で駆け上がった跨線橋ですな(^^)

転校生

転校生

  • 出版社/メーカー: バップ
  • 発売日: 2001/04/21
  • メディア: DVD


ほどなく朱華園(しゅかえん)に到着。開店直後だったので
並ばずに入れましたが店内はほぼ一杯。早速中華そばを注文しました。

ちなみに朱華園さんはこれ↑は尾道ラーメンの特徴のいりこなどの
小魚だしを使っていないので尾道ラーメンじゃないと言ってるそうです。
でもどこか懐かしさを感じさせる味で美味しかったです(^^)

食べ終わって外に出ると…

行列が出来はじめていました(^_^;)

さて、腹ごしらえも済んだところで、
山猫庵が尾道で真っ先に見ておきたいところへ。それは…

御袖天満宮の階段です。
そう、映画「転校生」で一夫と一美が一緒にこの階段を転げ落ちてしまったために
お互いのからだが入れ替わってしまうという重要なシーンが撮影された場所です。
実際に目にするとそれほど長く感じないのですが…メチャ急だよ(--;)

階段を上りきって、涼んでいると…ん?

ワンコが一匹やってきました。そしてほどなく観光客とガイドのおじさんも。
なんかお利口そうなワンコです。ガイドのおじさんの飼い犬かな…
山猫庵が近づいても大人しく待っていました。
そして程なく観光客たちと共に去っていきました…

さあ、山猫庵もいつまでもここでノンビリしていられません。
次の目的地にしゅっぱ~つ!……と?
ん~~~、ん?
あんた、ダレ?
御袖天満宮近くの天神町で見かけたニャンコです(^_^;)

千光寺ロープウェイで千光寺山頂上まで一気に登りました。

中央奥に見えるのが尾道大橋で、右手に見える向島と尾道を結んでいます。

文学のこみちなどを散策しながらノンビリと下ってくると
道ばたにこんなモノを発見。

石で彫ったフクロウです。
右下に番号が書かれているのがわかります?
これは「尾道観光ナビ・どこでも博物館」に連動しているんです。
例えば写真のフクロウは108ですから、
携帯電話などでどこでも博物館のサイトにアクセスして、
「108」と入力すれば…(^o^)b

こんな感じで散策している山猫庵に、
通りかかった品の良さそうなおばあさんが
「どこからいらっしゃったの?」と声をかけてきました。
「金沢からです」と答えると「随分遠くからいらっしゃったのねぇ」と。
そんな感じでいろいろとお話ししていたら、
「立ち話もなんだし、そこでお茶でもご一緒しません?」と。
え、逆ナンパですか(^_^;)(違うって)
急ぐ旅でもないので、喜んでおつきあいさせて頂きました。

茶屋昇福亭の雰囲気のよいオープンテラスのテーブルで
30分ほどお互いの事を色々とお話しさせて頂きました。
その方も実は1年ほど前に東京から引っ越してこられたばかりとの事。
残念ながらお名前などは聞いていないのでその場限り、
まさに一期一会となってしまいましたが、
なんだかほっとする一時を過ごしました(^^)
美味しいアイスコーヒー、ご馳走さまでした<(_ _)>

おばあさんとお別れしてちょっと坂を下ったところに…

坂道写真館坂道寫眞舘)を発見。
普通の住宅を開放しているようです。
面白そうだなぁ…と壁に貼ってある写真を見ると…あれ?

このドビンちゃんって…

あっ!さっきのワンコっっ!
そうです、まさにこのコが尾道のガイド犬で有名なドビンちゃんだったのでした。
事前に知っていたら、もっと仲良くなっていたのに~(>_<)

坂道寫眞舘でドビンちゃんのアルバムを見せて頂きながら、
主の山中さんにいろんなお話しをうかがいました。
あの時は本当にありがとうございました<(_ _)>

その後、大林宣彦監督の実家(のハズ)の前を通り過ぎて、
今度は映画「時をかける少女」にも出てきた
艮(うしとら)神社の横を抜けて、再び坂道を登ります。

時をかける少女

時をかける少女

  • 出版社/メーカー: PI,ASM/角川書店
  • 発売日: 2000/12/22
  • メディア: DVD


そういえばこの路地も「時かけ」でコマ落としで出てくるなぁ…
そしてしばらくして現れるのが…

招き猫博物館です。
残念ながら中は撮影禁止なので写真はありませんが、
建物の至る所にいろんな招き猫が鎮座しておりました(^^)

これは屋根の上にいたので撮影できました(^_^;)

さらに坂を登り続けると…おっ?

おおっ?

このエントリの冒頭にも載せましたが、
このコたちがいるのが猫の集会所です。
石一つ一つに表情の違う猫たちが描かれています(^^)
なんとも和む風景です…

でもさすがに歩き疲れてきました(;´_`;)
ちょっと一服したいなぁ…と思っていたら…

喫茶店らしきトコロを発見。梟の館です。
ホントはひと月に一度、満月の夜だけ開くワインバーですが、
昼間はカフェとして開いているそうです。

なかなかいい雰囲気でしょ?
ホントは夜に来てみたかったなぁ(^_^;)

さあ、そろそろ今夜の宿も探さなくてはいけません。
(そう、ナニも考えずに来ちゃったからね(^_^;))
名残惜しいけれど、もと来た道を下る事にしました。
再び猫の集会所付近に差し掛かったところ…

物陰からチビネコ達が飛び出してきました(^^)
でもあっという間に隠れてしまった…後にはピンボケ写真だけが残りました(^_^;)

その後、西國寺に立ち寄って、

大草履を眺めたり、

おのみち映画資料館で

尾道にゆかりのある様々な映画の資料を眺めながら、
ガイドブックを参考にビジネスホテル(¥4,000)に
飛び込んで無事今夜の宿は確保。

夜はお刺身の美味しい居酒屋で一杯楽しんでから、
広島風お好み焼きを腹一杯味わいました(^o^)

【おまけ写真】

左は千光寺山から下る途中で見かけたレトロなコカコーラの自販機、
右は西國寺に向かう途中の古寺めぐりの途中で見かけた階段。
なんか味があるなぁ…(^^)

2日目に続く<(_ _)>


タグ:広島県 尾道
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コメント 8

tanuki

うわわ〜♪ものすごい行動力を発揮されたのですね!!
まさに思い立ったが尾道♪という感じですね。(^^)
お写真を見ているだけですごく楽しめました。
ドビンちゃんに会いたいです!!(笑)
招き猫博物館も興味津々です。(^^)
by tanuki (2005-10-23 21:20) 

SAMEDI

尾道は行ってみたいところのひとつです。
石に描かれた猫たち、かわいいですね。こういったものが、町と自然になじんでるのなんて、やはり良いところなんだろうなぁ。
”梟の館”も趣があってステキ。満月の夜だけ開くなんて興味深い。ぜひ一度行ってみたいなぁ。
by SAMEDI (2005-10-23 22:44) 

やんやん

石に書かれた猫ちゃんカワイイですね~!
一度尾道に行ってこの場所に立って見てみたいです。
梟の館も素敵ですね。
雨の中この場所に座ってゆったりとお茶を飲んでみたい♪
読ませていただいて尾道にますます興味が湧きました。
by やんやん (2005-10-23 23:03) 

えちこ

気ままな旅っていいですね!
でも、女一人だとこんな感じで行けるのか〜と
小心者の私は思っちゃいます。
とか云いながら、どこでも行ってますが。
尾道行ってみたいー!
by えちこ (2005-10-24 01:10) 

いいなぁ〜 尾道... いつかは行ってみたい場所です。
by (2005-10-24 02:01) 

山猫庵

尾道1 まとレスです<(_ _)>

tanukiさん>
ワタシももう一度ドビンちゃんに会いたいです(^^)

SAMEDIさん>
梟の館にはものすごくでっかいワンコがおります。
残念ながら遊ぶことは出来ませんが(^_^;)
やっぱり満月の夜に行ってみたいなぁ…

やんやんさん>
いつか行ってみて下さい。
きっと満足されるハズ(^^)

ワイナリー和泉屋さん>
nice!ありがとうございます<(_ _)>

えちこさん>
たしかに女性一人だとこんなに出たトコ勝負の旅は
ちょっと躊躇しちゃうかなぁ…

uranさん>
有名な場所の割に
あまり観光地って感じじゃなくて
とてもよかったですヨ(^^)
by 山猫庵 (2005-10-25 13:20) 

マイケル

尾道もすっかり観光地化していて、地元出身の人間も知らないところが、沢山ありますね。
by マイケル (2006-05-26 22:57) 

mymydiary

昔、ウンナンかトキオの番組で、これらの風景を何となく見た覚えがあります。
去年尾道を訪れた際は、しまなみ海道のサイクリングが目当てで、
山側の地域は行けなかったので、
尾道に再び訪れることがあるならば行ってみたいです。
by mymydiary (2006-06-04 08:58) 

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