小惑星「ITOKAWA」をめざす「はやぶさ」…結構スゴい計画だよ(^-^) [天文・宇宙]
2日前のニュースで報道されていたのでご存じの方もいらっしゃるでしょうが、
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の小惑星探査機「はやぶさ」が
目標の小惑星「ITOKAWA」をカメラで捉える事に成功しました(^_^)
© JAXA
先日NASAが無人探査機「ディープインパクト」を
彗星に衝突させる事に成功して世界的に話題になりましたが、
この「はやぶさ」だって負けちゃいません。
「ディープインパクト」はインパクタ(衝突機)をぶつけて
その様子を観察するだけ(それでもスゴイけど)ですが、
「はやぶさ」は(一瞬ですが)着陸して、サンプルを収集し、
そして地球に戻ってくるんですから(^_^)b
「はやぶさ」は地球から3億kmも離れた場所にいるので、
地球から直接制御する事は殆ど不可能です。
そこで「ディープインパクト」と同じように、
搭載されたカメラやセンサを駆使して
自立制御で小惑星「ITOKAWA」に接近し、
着陸場所を決定し降下します。かしこいっ!
また推進機関として、従来の化学推進エンジンではなく、
電気推進エンジン(イオンエンジン)を搭載するなど
画期的な技術がてんこ盛りです(^o^)
8月17日現在、「はやぶさ」は小惑星「ITOKAWA」まで20,199km、
予定では9月中旬に「ITOKAWA」に接近する事になります。
ちなみに目標の小惑星1998SF36「ITOKAWA」ですが、
日本のロケット開発の父である故糸川英夫博士にちなんで名付けられています。
1955年4月12日に糸川博士がペンシルロケットの発射実験を行ってから今年で50年。
先日のスペースシャトル「ディスカバリー号」の飛行の際に、
野口宇宙飛行士がディスカバリー号に実物のペンシルロケットを持ち込み、
日本のこどもたちにビデオメッセージを送ったのも記憶に新しいところですネ(^_^)
ぜひ無事にミッションを成功させて、
技術立国ニッポンの復活を世界に知らしめて欲しいっ!
行ったきりの探査船が多い中で、
サンプルを回収して帰ってくるのは超期待ですね。
自立制御で接近着陸なんて、夢のよう(実現できるのは日本の技術だからだと思いたい)
夢は膨らみますね。
by arkstar (2005-08-18 11:24)
小惑星に到達するの、楽しみです。その後のお話も楽しみにしてます。
by pan-nyan (2005-08-22 20:54)
ぱんにゃんさん>
はやぶさ、今後もフォローし続けていきます(^-^)b
by 山猫庵 (2005-08-24 00:56)